洋服選びとパートナー選びには、実は共通点があります。周りからおしゃれに見られている人ほど、「何が似合って何が似合わないか」を客観的に分析しているからです。そして様々なファッションを試した結果、似合わない色や柄のものは身に着けず、かつ自分の体形をカバーするコーディネート術を持っています。
人生のパートナー選びも同様で、自分に合った伴侶を探すためには、「自分にはどんな人が合っているのか」を知る必要があるのです。結婚相談所は、そのアドバイスをくれる場所でもあります。ではお見合いの席には、どんな洋服選びを心がければいいのでしょうか。
恵比寿・広尾エリアでのお見合いに、何を着るべきかと頭を悩ませる方も多いはず。男性はスーツが大半でしょうから、シャツとネクタイの色柄をそれに合わせてください。日ごろからおしゃれに自信がない人は、すべて「同系色」でまとめると無難です。
たとえば、細身で面長、アゴがシャープな印象の方は、ストライプのシャツを選ぶと縦線ばかりが強調されてしまいます。細めのパンツに先のとがった靴を組み合わせると、さらに細く見え、きつい印象になりかねませんので注意を。パンツの丈も、身長が低めの方が、くるぶしが見える短めのものを履くと、脚が短く見えて損をします。汗っかきの方なら、上着を脱いだ際に脇汗がなるべく目立たない色のシャツを選ぶのがマストです。
せっかくの機会だからと一式新調する方もいるかも知れませんが、この時、「今まで着たことのない色や形のもの」を選ぶのはやめましょう。ただでさえ緊張するお見合いの席で、新しいファッションに挑戦している場合ではありません。自分が少しでも自信を持てる、着慣れたスタイルで臨むこと。そのコーディネートを、知人(できれば、おしゃれだと言われている人)に一度見てもらい、意見を聞くことをおすすめします。
女性が妄信しがちなのが「白ワンピース最強説」です。清楚に見える白系のワンピースなら間違いない、と書かれているのをよく目にしますよね。確かに、白い服は顔の近くにレフ板を置くようなもので、顔色を明るく見せる効果があります。けれど、それが功を奏すのは「白が似合う人に限って」のこと。汚さないようにと気を使う色でもあります。
ワンピースは、コーディネートを考えなくて済む便利なアイテム。ただし、丈や形は千差万別です。着ていて他人から似合うと言われたことのある色や柄のものを選びましょう。体形が華奢で「薄い系」の顔立ちの方が、大きな花柄や原色の洋服を着ると、顔より洋服の印象が強調されてしまいますのでご注意を。
一般に「清楚」とされる、ひざ下丈のタイトなシルエットが似合うのは、脚がまっすぐ細くてお腹まわりに贅肉が少ない、一部の方だけです。脚にコンプレックスがある方はロング丈を、肉付きのいい方はなるべく「ぴたっとしない素材」のものを。着こなしは「後ろ姿」も重要です。洋服が下着のラインを拾っていないかを、必ずチェックしてください。
そして、婚活用にワンピースを新調する際は「上に羽織るもの」の存在を忘れずに。手持ちのアイテムに合わせられるものがなければ、薄手のカーディガンや大判のストールなどを一緒に購入しておくと便利です。
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